僕たちは時々、友人の放ったプラグがホットスポットに絶妙なキャストで入ったりすると、自分のプラグはそっちのけで手を止めて見入ったりする。
そして,その後の事の成り行き(そのプラグに起こるであろう感動の瞬間)を我が事のように息を殺して見守る・・・・・
バス釣りを覚え始めたビギナーならいざ知らず、長い間サーフェイスの釣りをしてきた人ならこういった経験は一度や二度ではないはず。
そんな時のドキドキ・ワクワクする気持ちは、釣りをしている当の本人はもちろん、同じボートに乗りギャラリーとして見ている人も同じように味わえる。
これはサーフェイスゲームにのみ許された楽しさではないだろうか。その楽しさを凝縮し、確立する方法として思いついたのが『10キャストゲーム』
である。

10 cast game
-テン キャスト ゲーム-

ルールは簡単。
・ひとつのボートに2人以上で乗り込む。
・順番と持ち時間を決め、ひとり10回のみのキャストで釣りすすめる。
・10回のキャストが終わったら次の人と交替する。

参考までに僕たちのスタイル(パターン)は・・・
・ 1ボート3人(14ft.john)
・ ひとり10キャストづつの交替制。
・ ひとり1ゲーム(10キャスト)の制限時間15分。
・ ゲーム中の人は自分の好きなポイントを指定、移動できる。
・ ゲームをしていない人(ギャラリー)が、タイムキーパーとして残り時間、及びキャスト残数を報告する。
・ ルアーを引っ掛けてボートを岸に寄せなければならなくなったときは、ペナルティーとしてそのキャストは3キャストとして換算される。
・ 理想的なフィールドは周囲500〜600M位の中規模の野池。普段はあまりボートを出さない場所。(禁止水域厳禁)
・ 大きなリザーバーでする場合は、特定のワンド内、もしくは進行方向を一定に決めておく。(移動に時間が掛かる為)
・ 他の釣り人で混み合うフィールドは避ける。



このゲームのメリット

・ ゲーム性がより高まるのでドキドキ・ワクワクの緊張感が持続する。
・ 必然的にキャスト数が減るので、必要以上にポイントを荒らさない。(叩きすぎない)
・ 狙いたいポイントを譲り合う必要もなく、落ち着いてポイント選定ができる。
・ 同船者がいるのに、ひとりで釣りをしている楽しみが味わえる。
・ ゲームをしていない人はギャラリーとしてビデオやカメラに集中することが出来る。
・ ギャラリーは余裕をもって食事や景色を楽しむことができる。

オプション(カスタマイズ)

各人各様にゲーム内容(ルール)を追加・変更すると、より楽しめるはず。(参考までに思いついたものを記しておく)
・ 1ゲームのキャスト数を変更する。
・ 制限時間を変更する。
・ 同乗する人数を変更する。(ボートへの無理な搭乗は避け、定員人数は守ること)
・ 使用するプラグを限定する。
・ キャスティングポイントの宣言。
・ ロスタイムの設定。
・ ボート以外でのゲーム・・・・・フローターを使用し、カルガモのように3〜4人が連なって1人がプレイヤー、後の人はギャラリーとして1ゲームづつ交替で釣りをする。岸からの釣りも同様に交替制で楽しめるが、制約が多いのでキャスト数は少なめに設定したほうが良いだろう。

以上で、10キャストゲームの概要は理解していただけたかと思う。
まずは、難しく考えず、仲間と出かけたときに10キャストづつ交替で釣りをしてみる・・・一度、気軽にトライしてみてはいかがだろう。
今まで気づかなかった(忘れていた)、新たな発見(楽しさ)があるかもしれない。ちなみに10年来バス釣りをしてきた僕の仲間たちには好評である。

Photo by Oda "OGE" Akihiko/Text by Kubota Kenji